TOEFL-IBTとTOEFL-ITPの違い
東京大学情報理工学系研究科の英語の試験は2種類の方法で受験できます。
TOEFL-IBTとTOEFL-ITPの主な違いは次のような感じです。
TOEFL-IBT(Internet Based Test)
- 受験料:235USD(直前に申し込んだりする場合は価格が変わります。詳しくは公式HP)
- 試験内容:Reading, Listening, Speaking, Writing
- 受験日:任意のタイミングで何回でも受験可能(ただしスコアレポート送付のために出願2ヶ月前くらいまでに受験することが必要)
TOEFL-ITP(Institutional Testing Program)
- 受験料:院試の検定料に含まれる?(受験してないので詳細なことは言えませんが、模試などは4000円程度で受けられた気がします)
- 試験内容:Listening, Reading, Grammer
- 受験日:東京大学側で指定した1日限り(今年度は8月1日でした)
私が思うそれぞれのメリット・デメリットを以下に書きます。
TOEFL-IBT
◯メリット
- 好きな時に受験できる&何度でも受験できる
- 院試本番前に英語の勉強をする必要がない
- スピーキング&ライティング能力が上がる(かも)
◯デメリット
- 受験料が高い
- ITPと比較するとスピーキングとライティングの勉強をしなければならない
- Official Reportを送付する手間がかかる
TOEFL-ITP
◯メリット
- リーディングとライティング(と文法)だけなので、大学受験の時の知識が活きる
- 模試が安い
◯デメリット
- 一度しか受けられない
- 本郷で受験するので、地方に住んでいる人は東京へ出てこなければならない
重要そうなポイントは太字にしてあります。
結局のところ私がどちらをおすすめするかとういと…
TOEFL-IBTです。
実際には、TOEFL-ITPを受けていないのでイメージでの比較になります。一番大きいのは直前に英語の勉強をしなくて良いという部分かと感じています。
しかし、一般的に日本人はインプット重視の英語教育を受けているので、難易度的にはITPの方が低いのは間違いないでいしょう。
ただし、学部・院で研究を続けていく上で、アウトプットの能力は絶対に必要になるので、 このタイミングで練習をしておくと、後々活きてくると思います。
なので、院試本番まで時間がある人はIBTを受験することを強くお勧めします。本番まであまり時間がない人は、他の科目を勉強する時間を考えるとITPを受験したほうが良いでしょう。
最後に、TOEFL-IBTを受ける上での注意点をいくつか書きます。
- 出願する時点でスコアが出ていなければいけないので、受験するタイミングに気をつけましょう。一番遅い試験でも5月中旬ごろまでに受験する必要があった気がします。
- スコアレポートの送付を忘れないようにしましょう。受験すればそれで終わりではなく、TOEFLを運営するETSという団体から公式なスコアを大学に送ってもらわなくてはなりません。申請してから大学に到着するまで、6週間程度かかる場合もあるようですので、余裕をもって申請しましょう。
以上です。私自身がこのTOEFL-IBTのためにどのような勉強をしたかはこれから書いていく予定です。ここまで読んで頂きありがとうございました。