大学院受験記(東京大学情報理工コンピュータ科学専攻)

東京大学情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻の受験記です

私のTOEFL勉強法

こんにちは。前回の記事で、TOEFL-IBTとTOEFL-ITPの違いをお話しました。

今回は、私がTOEFL-IBTを受験するにあたり、何を勉強したかをお伝えします。

 なお、勉強法などは他の多くのブログなどでも紹介されているので、ここでは私が行ったことだけを書いていきます。

 

スタート(大学3年7月)

 私がTOEFL受験を志したのは、大学3年の夏休みに入る少し前でした。夏休みを利用して勉強し、夏休み明けに試験を受ける計画を立てました。ちなみにTOEFL-IBTは半年前(私が受験した時は3ヶ月前でした)から試験の申し込みができるので、なるべく早く申込んだほうが良いです。良い試験会場はどんどん埋まっていくらしいので。

この時点で私はTOEFLを受験したことはなく、TOEICのスコアは795程度でした。

大体TOEFL-IBTのスコアが80あれば、院試で不利になることはないという噂を聞いたので、目標点は80に設定しました。しかし圧倒的にSpeaking, Writingには自信がなかったので、Reading:22, Listening:22, Writing:20, Speaking:16 くらいを目標にしました。

以下では、私が行った勉強や使った参考書などを、なるべく時系列順に書いていきます。

Official Guide Book

まず最初に、TOEFLがなんたるかを知るために、Official Guide to the TOEFL Test(TOEFL公式ガイドブック)を読みました。日本語版と英語版が販売されていますが、英語を読むことに慣れる目的も兼ねて、私は英語版を選びました。

この本では、TOEFLの各Sectionがどのような問題で、どのように評価されるかが詳しく解説してあります。また、模試も3回分くらいついているので、初めてTOEFL-IBTを受験される方は、この本を一読することを強くおすすめします。

また、英語版では(もちろんですが)一切日本語は書いていないので、All in Japaneseの生活に浸っていた私には、非常に良い練習になりました。

Reading

Official Guideを読むのと並行して行ったのは、単語力の増強です。私は「TOEFLテスト英単語3800」という本を使いました。

この本では、単語が重要度別に1~4のRankに分かれていますが、実際にはRank 3まで覚えれば十分だと言われています。

しかし、Rank 3の単語でも初めて見るものが多く、結局試験日までにはRank 2 + Rank 3の2割 程度しか覚えることはできませんでした。

 

Listening

単語をある程度覚えてきた頃に、Listeningの練習を始めました。

まずOfficial Guideで出題の形式を把握した後、こちらのサイトで問題を解きまくりました。TOEFLのListenigには、会話形式の問題と講義形式の問題があります。上記のサイトにはそれが50問ずつ載っていて、しかも無料で全て利用できます。

結局私が解いたのは全部で40問ほどでしたが、それでも数を重ねることで、英語を聴く体力がつくのを実感しました。

また、可能な限りシャドーイングを行っていました。シャドーイングとは、英語を聴きながら、そのセンテンスを同時自分で発するという勉強法です。詳しいことはGoogleで検索して下さい。この方法は私のListening力の向上に大きく貢献してくれました。

使用した教材は、上記のサイトの問題、Official Guideや後述の公式問題集の問題、それと英語のPodcastなどを使っていました。

Listeningは、数をこなすことが一番重要だと個人的には思っています。

Official Tests Book

Offcial Guideだけでは演習量が足りないなと感じたので、もう一冊TOEFL公式の問題集を購入しました。「Official TOEFL iBT® Tests Volume 1」という本です。

この本には、Official Guideのような問題形式等の解説はなく、ただ単に問題(過去問?)が5回分まとめてあります。

個人的には、Official Guideの問題より少し難しく感じました。

また、この本のVolume 2も発売されているので、時間があればこちらも解くことをお勧めします。

Writing & Speaking

さて、試験日まであと2週間ほどになりましたが、当時私はまだ全くこの2セクションの勉強をしていませんでした。(不得意なので避けてきました。)

もともとこのセクションでは高得点は狙っていなかったのですが、何かできることがないかと思い調べてみると、テンプレートを暗記するのが一番コストパフォーマンスが良い、ということを目にしました。

結局私がこの2セクションで行った勉強は、この「テンプレートの暗記」に尽きます。テンプレートを暗記して、それらを問題集の問題に使ってみたりしました。

また、Speakingに関しては「TOEFL TEST対策iBTスピーキング」という本も買いましたが、あまり有効活用できず、いくつかの問題にテンプレートを当てはめたりして使っていました。

 

以上が私が行った勉強です。受験を決意してから試験日までの時間は大体4ヶ月位。時間配分は Reading : Listening : Writeing : Speaking = 4 : 4 : 1 : 1 くらいの感覚です。もっとアウトプットセクションに時間をかけるべきだったなと後悔しています。

結果

TOEFLのスコアは、受験から2週間位でネットで見れるようになります。郵送でも後日送られてきます。結果ですが、トータル84点でした。

内訳は、Reading : Listening : Writing : Speaking = 24 : 24 : 21 : 15 です。

Speakingが酷いですが、Writingがテンプレートの暗記でこれだけ取れたのは良かったです。

今後受験される方々の参考になれば嬉しいです。ここまで読んで頂きありがとうございました。